こども矯正・かみ合わせの誘導(咬合誘導)に関して


保護者の方が、こどもの歯並びで一番早く気が付くのは?

  • 前歯が曲がってる!とか
  • 前歯が内側から生えてきちゃった!

など前歯の問題です。

また保健所で行われる1歳6ヶ月検診や3歳児検診で指摘されはじめて来院されるケースもよくあります。このように前歯の問題は、早期に発見されやすいんですが、奥歯の歯並び、かみ合わせに関しては、ほとんど気が付いていません。3歳児検診に続いて保育園、幼稚園などでしっかりと検診を受けてかみ合わせのチェックをしてもらうことをお薦めします。

 
3歳ぐらいには、こどもの歯並び(乳歯のかみ合わせ)が完成します。
この頃にまず

  • 前歯のかみ合わせが反対のかみ合わせ(受け口)になっていないかどうか?
  • 奥歯のかみ合わせも逆になっていないか?

    もしも、下のようなかみ合わせにお子さんがなっていたら急いで来院してください!
    けっして、このまま長期に放置(様子を見る)しないようにお願いします
     

この問題が、永久歯が出てくる6~7歳までの重要なチェックポイントです!ここを早めに対処していかないと歯並びだけではなく将来の顔つきにまで影響する可能性がありますので注意してください!
このように幼児期からの虫歯の検診も大切ですが、むしろ矯正学的な検診の方が重要だと考えています!

10歳のこどもは、やがて20歳の青年~50歳の壮年~80歳の老人になります。10歳のときの治療は、10歳のための治療ではありません。より良い発達・骨格・噛み合わせをした青年、壮年、老人になるための治療でなくてはなりません。大切なのは、こどもは大人の縮小ではないと言うことです。こどもたちは、正しく大人へと発育すべきですし、全ての親はそう願っております。

歯は、一回削ったり、抜いたら元には戻りません!人間には、無駄な組織はありません。その大切な、自分の歯を失うことは人としての一生を考えるとその損失は計り知れません。大人になってあわてて歯並びを綺麗にするために歯を抜いたりすることは、出来れば避けたいことですが、綺麗な歯並びを得るために失うものは大きいかと思います。

医療は、プラスを基準にするよりも、出来るだけマイナスを少なくしてプラスを得ることを考えるべきです! (床矯正・矯正治療の手引き 鈴木設矢 より一部引用)